感染症予防のお願い
COVID-19について
2026年5月現在、日本国内におけるCOVID-19の流行状況は比較的低い水準にあります。最近は全国の医療機関においてもマスク着用の義務が緩和されるなど、COVID-19に対する感染対策も徐々に見直されてきています。しかしながら、このウイルスの流行には季節性があることが分かっており、例年通りであれば夏季と冬季に感染拡大の波が生じる可能性があり、今年も近々感染者数が増えることが懸念されます。 資料1参照
麻疹について
麻疹(はしか)については、海外からの持ち込みを契機とした感染事例が各地で報告されており、注意が呼びかけられています。麻疹は極めて感染力が強い感染症として知られています。空気感染するため、感染者と短時間同じ空間にいるだけでも感染する可能性があります。例えば、同じ体育館や更衣室に一時的に居合わせただけでも感染する可能性があると言われています。また、免疫を持たない人が感染した場合、ほぼ100%発症するとされ、肺炎や脳炎など重い合併症を引き起こすことがあります。
一方で、麻疹ワクチンを2回接種している人については、高い予防効果が期待できます。しかし日本では予防接種制度が変更された時期があり、特に2000年以前に生まれた方では、十分な免疫を持たない可能性が指摘されています。母子手帳などで接種歴をご確認いただき、不明な場合には抗体検査や追加接種をご検討ください。 資料2参照
ハンタウイルス感染症について
ハンタウイルス感染症は、主にネズミなどのげっ歯類が保有するウイルスによる感染症です。人は、ネズミの尿や糞が乾燥し、空気中に舞い上がったものを吸い込んだり、汚染された環境に触れることなどによって感染します。症状としては、発熱、筋肉痛、呼吸困難などがみられ、重症化すると肺や腎臓に障害を引き起こすことがあります。
一般的なハンタウイルスは、人から人へ感染することはほとんどありません。ただし、南米の一部で確認されている「アンデスウイルス」では、例外的に人から人への感染が報告されています。
なお、現在のところ日本国内では大規模な流行は確認されておらず、通常の日常生活において過度に恐れる必要はありません。しかし、海外の流行地域への渡航時や、衛生状態の悪い場所での野生動物との接触には注意が必要です。 資料3・資料4・資料5参照
会員の皆様へのお願い
会員の皆様におかれましては、感染症予防のため、引き続き次の点にご留意くださいますようお願いいたします。
- 体調不良時は無理をせず、稽古・行事への参加を控える
- 手洗い、手指消毒、換気を心がける
- 必要なワクチン接種状況を確認する
- 発熱や発疹などの症状がある場合は、早めに医療機関を受診する
正しい知識を持ち、過度に恐れることなく、しかし油断もしない姿勢で、安心・安全な稽古環境づくりにご協力をお願いいたします。
医療・安全委員会 森 俊樹

