高血圧、心疾患をもつかたの熱中症予防のための水分摂取について
はじめに
昨年の夏に学会発表されたものです。ご参照ください。熱中症予防のポイントは、十分な睡眠、定時的にバランスの良い内容の摂食、日ごろから過負荷にならない程度の運動継続、です。
熱中症対策、日本人には塩分補充の必要なし
日本高血圧学会:塩分を取り過ぎと指摘
2025年8月5日 19:20 今年(2025年)も全国的に猛暑日が続き、昨日(8月5日)には群馬県伊勢崎市で国内の観測史上最高となる41.8℃を記録した。日本高血圧学会は昨日、猛暑の今夏における水分と塩分の取り方に関する声明を発表。熱中症を防ぎ、血圧を健康に保つ上での対策として、普段から塩分(食塩)を取り過ぎている日本人の場合、大量に汗をかいても普通の食事以外の塩分摂取は不要であるなど計5点を挙げた。
経口補水液に含まれる塩分量にも注意を
日本高血圧学会は、熱中症を防ぎ血圧を健康に保つための水分と塩分の正しい取り方について発表した。要点は次の5つ
水分は喉が渇く前からこまめに摂取
体内の水分は発汗によって失われるため
- 水分摂取の目安として1日1.2L以上
- 何回かに分けて少量ずつ摂取屋
- 喉が渇く前に定期的に摂取
- 1日3回の食事からも水分を摂取―を心がける
日本人は塩分を過剰に摂取
日本人成人における1日当たりの食塩摂取目標量として、男性が7.5g未満、女性が6.5g未満であるのに対し、実際の摂取量は平均10gと過剰である。高血圧患者は1日6g未満を目標とする。
塩分
大量に汗をかいた場合でも普通の食事を取っていれば塩分を増やす必要はない
スポーツドリンクや経口補水液の飲み方に注意
スポーツドリンクや経口補水液は、大量に汗をかいたときや脱水症状を呈した場合には極めて有用である。ただし、スポーツドリンクには糖分に加えて塩分も多く含まれる(500mL当たり食塩相当約0.5gを含有)。また経口補水液は500mL当たり食塩相当約1.5gと、同様に塩分が多く含まれている。そのため、降圧薬を服用中の高血圧患者、心疾患/腎疾患を有する患者、普段から減塩に取り組んでいる者は、摂取前にかかりつけの医師に必ず相談するよう求めている。
高齢者では注意が必要
高齢になると喉の渇きを感じにくくなることから、高齢者および家族に向け注意すべき3点を挙げている。
- 室温チェック:温度計で部屋の温度を確認し、エアコンを適切に使用
- 意識的に水分を補給:喉が渇いていなくても定期的に水分を摂取
- 食事にも注意:食欲がないときも工夫して必要な栄養を摂取
(編集部・田上玲子)

