一人稽古のポイントについて Part2(動画掲載)
前回の続編となります。 コロナ自粛要請が続き、通常の稽古がままならない剣士の皆さんに、小林英雄範節士八段(神奈川県剣道連盟会長)が素振りに関する重要なポイントを再び解説します。演武者は、安藤守先生(教士八段)。
ご自身の一人稽古にお役立て下さい。【英語版はこちら】https://youtu.be/UyEPHY6AmQ8
◆一眼二足三胆四力
・昔は、二足を二左足(さそく)と言われていた
◆構えのポイント
・左足が撞木となるのを矯正する方法
⇒ 左足の足指の股を広げると自然と爪先が真っ直ぐになる
・構える時のポイント
- 力を抜いて構える
- 腰骨を立てる、肩の力を抜く、脇を軽くつける
- 左足の甲をしっかりと踏む
◆素振りのポイント
・振りかぶりは、肘や手首を曲げない
・肩関節を使って振りかぶる
・打突した時、右拳は右肩の高さに、左拳は乳の高さに
◆器物打ちのすすめ ・素振り(空間打突)では、無意識のうちに竹刀の打ちを減速している
⇒減速しないよう、打込み台や竹刀を使って実際に打つことをお勧め
◆三殺法を会得するには
・相手の気・剣・技の三つを制すべしとの教えがある
⇒実際にこの三つを同時に制するのは難しい。一つならできる。
気と剣と技それぞれを瞬間瞬時に切替えつつ制するのはできる
◆「竹刀は刀である」という観念
・この観念は個人を縛るものではない。
むしろ剣道をより広くより深いものにしてくれるはず。
☆次回の動画は、打ったあとの残心などについて勉強したいと思っております。
- 2020/05/13
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